神経内科について

もの忘れ、動作がゆっくりになる、転びやすくなるなど、高齢者の方によくみられる症状は、「認知症」や「パーキンソン病」などの神経疾患を発症していることも多いです。
当院の神経内科では、日本神経学会 神経内科専門医が治療にあたります。
診察ではまず、患者様の症状が神経疾患なのかどうかの振り分けを行います。神経疾患を疑う症状のある方に対しては、検査の必要性を判断します。必要な場合は、地域病院に紹介して詳しい検査を行い、診断、治療方針を固めます。その後、当院で治療を継続し、疾患をコントロールしていく流れです。
高齢者に多い神経疾患は基本的に当院で治療します。より専門性の高い治療が必要な患者様に対しては、疾患の専門医を紹介いたします。
大きな病院に通院するのは、アクセスや待ち時間の問題で大変だと感じる方が多いと思います。当院は、地域のかかりつけ医として、患者様の通院の負担を減らしたいと考えています。
歳のせいかな?と感じられる症状や体の変化でも、気兼ねなくご相談ください。
治療方針
「認知症」や「パーキンソン病」などの神経疾患は、完全に治すことが難しい病気が多いです。そのため、当院では、患者様がご自身の病気や症状と向き合って、生活の質を維持できるよう、サポートしていきたいと考えています。
治療では、患者様の希望を尊重し、患者様と共同で意思決定することを心掛けています。また、薬物療法・リハビリテーション・環境調整を組み合わせたトータル治療を方針としています。
高齢者の治療は特に、お薬だけに頼るわけではありません。リハビリや日常生活の支援も必要です。また、認知症の場合は、見守りやご家族の介護負担を軽減するためにも、介護保険を利用した福祉サービスの介入が重要です。当院では、患者様が適切なタイミングで介護サービスの利用を始められるよう、ケアマネジャーとの連携にも力を入れています。
症状の軽い方は、環境調整を工夫すれば、生活の質を維持できるケースが多いです。周りが困ってしまうような症状を投薬でコントロールするのは、最後の手段だと考えています。
よくある神経疾患の症状
- 頭痛
- もの忘れ
- 動作がゆっくりになってきた
- 転びやすくなってきた
- ふらつき
- 手足に力が入らない
- 喋りづらい
当院の神経内科の特徴
- 日本神経学会 神経内科専門医が治療にあたります。
- まず、症状が神経疾患なのかどうかの振り分けを行い、検査の必要性を見極めます。
- 認知症やパーキンソン病などの高齢者に多い神経疾患を治療します。
- 治療では、患者様の希望を尊重し、患者様と共同で意思決定します。
- 病気であっても、患者様が生活の質を維持できるよう、サポートしていきます。
- 薬物療法・リハビリテーション・環境調整(生活支援の調整)を組み合わせたトータル治療を行います。外科的な治療が必要な場合は整形外科医師が担当します。
- 入院治療が必要な場合など、さらに高度な治療が必要な患者様には、専門の医療機関と連携します。