医療コラム

医療コラム一覧Column

交通事故診療について ~受診時の注意点~

2025.02.05

院長 小室 元 動画「交通事故診療について」 交通事故に遭ったとき、どうすればよいの?という問い合わせをいただきます。交通事故の際は、医療機関を受診しましょう。受付時に必ず「交通事故に遭った」旨をお伝えください。 治療は原則、自由診療です。治療費は自賠責保険と任意保険から支払われ…

生活習慣病

2025.01.09

院長 小室 元 動画「生活習慣病とは」 生活習慣病とは、高血圧症・糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症のことをいいます。これらは、動脈硬化の元となる病気で、動脈硬化が進行し、血管が詰まると、脳梗塞や心筋梗塞を起こします。その予防のために、治療が必要とされています。 生活習慣病は、食事・…

変形性膝関節症

2024.12.11

院長 小室 元 動画「変形性膝関節症」 変形性膝関節症とは、膝の軟骨が長い年月をかけてすり減ることで、間接が変形して痛みが現れる疾患です。高齢の女性に多いです。 主な症状は膝の痛みと水が溜まることです。 <初期>立ち上がったり歩き始めたりすると、膝に痛みを感じます。&…

五十肩(肩関節周囲炎)

2024.11.15

院長 小室 元 動画「五十肩(肩関節周囲炎)」 五十肩(肩関節周囲炎)とは、肩の関節を構成する骨・軟骨・靭帯・腱などが 加齢により変化して、炎症が起こりやすくなっている疾患です。 主な症状は肩の痛みと運動制限です。痛みのために肩を動かさないでいると、 肩関節周囲の組織が癒着して、…

腱板損傷

2024.10.10

院長 小室 元 動画「腱板損傷」 腱板損傷とは、肩関節を動かす周囲の腱に損傷がある状態です。半分は外傷が原因ですが、残りの半分は加齢によるものが多いです。頭上で腕をよく使う人や、スポーツをする人に多くみられます。また、40代以上の男性に多く、右肩に起こりやすいです。 腱板損傷の主…

椎間板ヘルニアと坐骨神経痛

2024.09.02

院長 小室元 動画「椎間板ヘルニアと坐骨神経痛」 腰から太ももの裏側を通って、足先に向かって伸びている神経が「坐骨神経」です。「坐骨神経痛」とは、腰、お尻、太ももの裏側、膝の裏側などの、坐骨神経のある部位が痛くなったり、しびれたりすることをいいます。坐骨神経が圧迫され、ダメージを受ける…

高齢者の四大骨折について

2024.07.04

院長 小室元 動画 「高齢者の四大骨折について」 厚生労働省の令和4年 国民生活基礎調査によると、「骨折・転倒」は、介護が必要となった主な原因の第3位に位置しています。 高齢者の4大骨折の部位は、「肩」「背骨・腰」「手首」「太ももの付け根」です。 <肩>上腕骨近…

かかりつけ医制度について考える

2024.05.31

院長 小室元 厚生労働省のホームページでは、日本医師会のホームページの文言を引用して、かかりつけ医の定義は、「健康に関することをなんでも相談できるうえ、最新の医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介してくれる、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医…

腰椎分離症

2024.05.15

院長 小室元 腰椎分離症は、体の柔らかい子どもがスポーツなどで腰をひねったり反らせたりする動きを繰り返すことよって起こる、腰椎の疲労骨折です。 基本的に、学童期の子どもの体は弱いです。小学校高学年から中学生にかけて、身長が1年に10cm以上も伸びたり体重が急激に増加したりする時期があり…

災害時の備え

2024.04.18

院長 小室元 動画 「災害時の備え」 私は右京区の災害医療対策の責任者を務めています。その知見から、災害時の備えを共有します。 1.防災グッズを用意しましょう。災害時に停電すると、照明、TV、電話、PC、水洗トイレ、冷蔵庫が使えなくなります。そのため、携帯電話(充電も)、蓄電池、…