医療コラム

医療コラム一覧Column

腱板損傷

2024.10.10

院長 小室 元 動画「腱板損傷」 腱板損傷とは、肩関節を動かす周囲の腱に損傷がある状態です。半分は外傷が原因ですが、残りの半分は加齢によるものが多いです。頭上で腕をよく使う人や、スポーツをする人に多くみられます。また、40代以上の男性に多く、右肩に起こりやすいです。 腱板損傷の主…

椎間板ヘルニアと坐骨神経痛

2024.09.02

院長 小室元 動画「椎間板ヘルニアと坐骨神経痛」 腰から太ももの裏側を通って、足先に向かって伸びている神経が「坐骨神経」です。「坐骨神経痛」とは、腰、お尻、太ももの裏側、膝の裏側などの、坐骨神経のある部位が痛くなったり、しびれたりすることをいいます。坐骨神経が圧迫され、ダメージを受ける…

高齢者の四大骨折について

2024.07.04

院長 小室元 動画 「高齢者の四大骨折について」 厚生労働省の令和4年 国民生活基礎調査によると、「骨折・転倒」は、介護が必要となった主な原因の第3位に位置しています。 高齢者の4大骨折の部位は、「肩」「背骨・腰」「手首」「太ももの付け根」です。 <肩>上腕骨近…

かかりつけ医制度について考える

2024.05.31

院長 小室元 厚生労働省のホームページでは、日本医師会のホームページの文言を引用して、かかりつけ医の定義は、「健康に関することをなんでも相談できるうえ、最新の医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介してくれる、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医…

腰椎分離症

2024.05.15

院長 小室元 腰椎分離症は、体の柔らかい子どもがスポーツなどで腰をひねったり反らせたりする動きを繰り返すことよって起こる、腰椎の疲労骨折です。 基本的に、学童期の子どもの体は弱いです。小学校高学年から中学生にかけて、身長が1年に10cm以上も伸びたり体重が急激に増加したりする時期があり…

災害時の備え

2024.04.18

院長 小室元 動画 「災害時の備え」 私は右京区の災害医療対策の責任者を務めています。その知見から、災害時の備えを共有します。 1.防災グッズを用意しましょう。災害時に停電すると、照明、TV、電話、PC、水洗トイレ、冷蔵庫が使えなくなります。そのため、携帯電話(充電も)、蓄電池、…

人工関節置換術について

2024.04.17

院長 小室元 動画 「人工関節置換術」 現在の医学では、すり減ってしまった関節を元にもどすことはできません。人工膝関節置換術とは、悪くなった関節の軟骨を含め、関節表面を削りとり、そこに人工関節をかぶせる方法です。変形性関節症や関節リウマチにより関節の軟骨が消失し、骨が露出している状態に…

足関節捻挫とは

2024.03.22

院長 小室元 動画 「足関節捻挫とは」 足関節捻挫とは、足首をひねることで起こるけがです。足首を内側にひねって外側が腫れて痛いという捻挫がおよそ9割を占め、その多くは外側くるぶし周囲にある靭帯の損傷です。前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)および前脛腓靭帯(ぜんけいひじんたい)の損傷です。…

訪問診療について

2024.03.08

常勤医 小串 むつみ 動画 「訪問診療について」 当院で訪問診療を担当している小串です。ここでは、訪問診療についてご案内いたします。 「訪問診療」とは、主には「ひとりで通院が困難になった患者様に、自宅や施設などへ医療者が出向く定期的な診療」です。あらかじめ主治医と患者様・家族や介…

関節リウマチの治療薬による合併症

2024.02.29

非常勤医 尾本篤志日本リウマチ学会 リウマチ専門医・指導医日本内科学会 総合内科専門医 動画「関節リウマチの合併症」 関節リウマチをはじめとするリウマチ・膠原病疾患は、免疫の異常によっておこる病気ですので、その治療の多くは、免疫を調整、抑制するものになります。そのため、おおむね感染症(…