医療コラム

心不全について

2026.07.31

院長 小室 元

動画「心不全について」

超高齢化社会において、心不全の患者数は増加しています。
「心不全」とは、心臓の働きが悪くなり、全身に十分に血液が行き届かず、酸素不足で呼吸が苦しくなる疾患です。肺や腹部、下肢に水が溜まるなど、様々な症状が引き起こされます。
50歳以上の死因では、「がん」の次に多いです。

■心不全の症状
心臓だけでなく、全身に症状が現れます。
<代表的な症状>
・息切れ
家事をすると息切れする。
息切れして、長い距離を歩けない。
階段や坂道を上るのがつらい。
・足のむくみ
・体重増加
・夜間の呼吸困難
・咳が続き、ピンク色の泡状の痰が出る

■心不全の原因
様々な原因により心臓が十分に拡張せず、血液を全身に送り出すポンプ機能が低下することで、心不全が起こります。加齢や病気などで、心臓・腎臓・血管などの血液循環に関連する部分に問題があると、症状として現れることが多いです。

■心不全の治療
心不全は、その原因により治療法が異なります。
治療では、「薬物療法」「手術」「リハビリ」「環境調整」を組み合わせます。

<薬物療法>
心不全には様々なお薬がありますが、心臓の負担を軽減するためには、医師の指示通り継続して服薬することが重要です。

<手術>
心臓カテーテル治療や心臓外科手術が必要になることもあります。

<リハビリ>
筋力トレーニングや有酸素運動などの心臓リハビリテーションを行います。

<環境調整>
管理栄養士によるバランスの良い食生活の指導や、長時間座って起こる脚のむくみを防ぐために住環境の整備を図ります。

気なる症状がありましたら、当院にご相談ください。
必要に応じて専門病院と連携し、治療を進めます。