医療コラム

災害時の備え

2024.04.18

院長 小室元

私は右京区の災害医療対策の責任者を務めています。その知見から、災害時の備えを共有します。

1.防災グッズを用意しましょう。
災害時に停電すると、照明、TV、電話、PC、水洗トイレ、冷蔵庫が使えなくなります。
そのため、携帯電話(充電も)、蓄電池、ライト、簡易トイレ、非常食、飲料水を用意しておきましょう。

2.ハザードマップを確認しましょう。
あらかじめ、各施設および自宅のハザードマップを確認しておきましょう。
京都市防災ポータルサイト

3.建物の耐震性について
地震に関しては、1981年(昭和56年)5月以前までの旧耐震基準の建物は要注意です。
また、造成地は地崩れの可能性が想定されます。

4.水害対策をしましょう
水害に関してはハザードマップを確認しましょう。浸水を想定して、大事なものは床置きしないようにしましょう。

5.連絡手段を確保しましょう
災害時は電話回線がパンクする場合が多いです。まず復旧されるのは携帯電話回線とインターネット回線です。連絡確保のために、携帯電話回線でインターネットとメールSNSができるようにしておきましょう。

6.避難所の確認
地域での避難所をあらかじめ確認しておきましょう。

備えあれば憂いなし。災害は忘れた頃にやってきます。